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第6回|M&Sが考える投資における成功

2018.09.07

 

投資における「成功」とは何でしょうか。

 

普遍的な法則が存在しない株式市場において、その「成功」を定義づけることは非常に難しいものです。
ある年収600万円のサラリーマンは、貯金500万円を年間利回り20%程度でまわし、100万円ほど収入を上乗せすることによって、将来の貯金に回したいと考えていると思います。

一方で、貯金が5億円程度ある富裕層にとっては、年間利回り5%程度でまわしておけば、2,500万円の収入となり、利回りだけで裕福な生活を送ることができます。

上記例のように、投資における成功は人それぞれであり、現状の資産状況やどこに目標をおくのかによって、投資する先等は劇的に変化していきます。
また、いわゆるファンドにとっての成功も各ファンドによって異なり、市場平均を上回るリターンを目指すアクティブファンドでは、ベンチマークに対してどの程度の超過収益を獲得できたか、ベンチマークに連動したリターンを目指すインデックスファンドではいかにベンチマークに追随するかが、投資における成功の判断軸になります。我々M&Sはもちろん絶対収益を目指す投資会社であるため、市場平均を大幅に上回るリターンを常に追求しております。

このように投資主体によって目的・目標が異なり、同時に成功の定義も変わってきます。客観的には同じパフォーマンスにみえても、主観的にはさまざまな意味合いを持ってくるのです。つまり、投資における「成功」の判断には、投資家自身が一体何を達成しようとするのかを明確化することが重要になります。それを明確にせず、無目的に投資をすることは危険だとさえ感じます。

 

「投資は科学であると同時にアートである」

 

これは、Oaktree Capital Managementの共同創設者である、Howard Stanley Marksの言葉です。

一般的に投資において重要な指標になるのは、PERやPBRといったいわゆる「数値」とされるものです。つまり、科学的側面になります。実際、金融商品の価格理論であるCAPM理論やリスク/リターンの物差しとしてのSharpe Ratio、オプションの理論価格計算のモデルであるBlack=Sholes方程式など、これまでさまざまな「数値」を導き出してきました。そして、投資対象のすべてを数値に置き換え、投資判断をすることが重要視されてきています。

もちろん我々M&Sも、スクリーニングをかける段階では数値を重要視しています。しかし、実際はどうでしょうか。理論通りにいくこともあれば、そうでない場合もあります。経験上、むしろ理論通りでない場合の方が多い印象です。理由はなぜでしょうか。

冒頭に申し上げた通り、株式市場においては普遍的な法則など存在しないからです。コントロールできない市場において、さまざまな投資家がそれぞれの利潤動機を持っているため、理路整然とはいかないのです。科学のように、常に一つの原因に対して同じ結果が生まれるという明確な因果関係があれば良いのですが、資本主義における株式市場にはその安定性がありません。ある投資アプローチが一定期間有効であったとしても、不安定さを持つ株式市場においては必ずいつかは有効でなくなります。確かに有効な投資アプローチは最初の時点では優位性を発揮しますが、資本主義社会において人はすべて利潤動機に基づくという経済学の観点から、当然その投資アプローチは真似されやすく、その有用性は時間とともに低下するはずです。

だからこそ、投資はアートでもあるのです。つまり、個々のパフォーマンスには独自の価値観、洞察力、直感が反映されています。投資アプローチは固定化されたり機械的にされたりするのではなく、人が直感的に決め、臨機応変に適応させていくべきなのです。

 

我々M&Sも「投資」においてこの考え方を大切にしています。

 

誰もが手に入れられる「数値」という一次的な情報に加えて、もう一歩進んだ複雑でより深い考察を徹底的に行い、パフォーマンスを生み出すのです。その一歩進んだ深い考察を得るために、運用チームは日々銘柄の分析を行い、チャートとにらめっこしています。その点は、やはり働きながら投資活動を行っている一般投資家の方とは、費やす時間や注ぐ情熱が圧倒的に違うと自負しております。

 

では、我々M&Sにとっての投資における「成功」とは何でしょうか。

それは、我々M&SがVALUEの一つとして掲げている「絶対収益の確保」です。市場と企業への徹底的な定量的且つ定性的調査を通じ、我々M&S独自の投資観点から絶対収益の確保を目指すのです。つまり、ベンチマーク比で投資の成功を判断するような相対的なものではなく、マーケット全体が厳しい状況下でも「絶対値」での資金増加を目標にしています。実は、平均的なパフォーマンスを出すのはとても簡単です。対象とする指数に連動するインデックスファンドもしくはETFを購入すればよいだけだからです。そうすることでマーケットリターンは得られます。

しかし、我々M&Sは常に現状に満足せず、常に絶対値のリターンを追求しています。一次的情報である数値に基づいた機械的な投資は、平均的な良いパフォーマンスを生みますが、同時に平均的な悪いパフォーマンスに終わります。一方、優れたアート感に基づいた投資は、平均を大きく上回るパフォーマンスを生み、平均を大きく下回るパフォーマンスに終わる可能性を含んでいます。要は、他者と同じ投資をしたり、同じ予測を立てている限りはアウトパフォームできないのです。誰も目をつけない企業を見つけ出し、誰も思いつかないことを考え、収益機会を生み出すこと。我々は、その姿勢が重要だと考えています。
我々M&Sが投資させていただいている企業の多くは、東証二部やジャスダックに上場しています。中には上場企業として、極端に出来高が少ない企業もありマーケットから放置されていることも少なくありません。しかし、その中には極端に割安に放置されている企業が多くあり、アプローチ次第では大きな収益を生むと考えています。我々はそれをブルーオーシャンと捉え、これからもチャレンジングな姿勢で絶対収益の確保を目指し、投資における「成功」を追求し続けます。

 

 

このブログをお読みいただいている皆様へ

これを機会に、ご自身にとっての投資における「成功」を考えてみませんか。その上で、果たしてそのポートフォリオは適切であるか、その投資先はどのような理由で購入判断に至ったのかなど、いま一度見直していただければ幸いです。

 

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